送受信機能が一体化されたSOLOタイプは1本で独立運用可能です。超高速で送受信を切替えるため、SOLO動詞は電波干渉が少なく、横方向へのアンテナ指向性と広い感知範囲が特徴。ただしゲート外への商品陳列はできません。
送信機(TX)と受信機(RX)の2本1組で運用するタイプです。感知範囲は狭めですが、ゲート間のみを検知するため、ゲート外にも商品陳列が可能。複数セット使用時はTX同士をマスタースレーブ線で同期させる必要があります。
RF(Radio Frequency)方式は、8.2MHzに代表される高周波を使い、タグやラベルに内蔵された共振回路を検知します。コストが安く、タグの種類が豊富なので多くの小売店で使われていますが、金属や液体に弱く、干渉を受けやすい傾向があります。
AM(Acousto Magnetic)方式は、58kHzの音響磁気を使い、タグ内部の金属片の振動を検知します。感知精度が高く金属や液体にも強いため、アパレルや家電量販店、スポーツ用品店、釣り具店などで広く使われています。
EM(Electro Magnetic)方式は、22kHzや37.5kHzなどの低周波電磁波を利用し、磁性体ストリップを検知します。金属や曲面にも対応しやすく、図書館や医療・薬局など、特殊な用途に適しています。
設置例としてはリユース・リサイクルショップ、ドラッグストア、スポーツ用品店、家電量販店、アパレルショップ、ホームセンターなどが挙げられます。店内出入口に設置することで、防犯タグ付き商品を店外に持ち出す際にゲートが発報し、万引き・盗難を防止します。防犯カメラとは異なり、店内全体に設置する必要がなく経済的です。さらに、出入口の間口を遮蔽物で狭めることで設置台数を減らすことも可能ですが、遮蔽物はゲートの動作に影響しないものに限られます。
店舗敷地内にエレベーターやエスカレーター、非常階段がある場合、これらが店外に直接つながっていると、防犯の抜け道となる恐れがあります。そのため、出入口と同様にこれらの場所にも防犯ゲートの設置が必須です。特に非常階段は不特定多数が利用しやすいため、万引きや盗難防止の観点から見逃せません。適切な設置によって、店舗全体の防犯体制を強化し、不正行為のリスクを低減できます。
トイレはプライバシーが保たれる場所であり、万引き犯が商品のタグを外したり、商品をバッグや衣服に隠したりする場所として利用されることがあります。防犯カメラが設置できず物理的な監視が難しいため狙われやすく、店内から離れている場合は店員の目も届きにくいのが実情です。また、一人が店員の注意を引いている間に、もう一人が商品をトイレに持ち込む共犯行為も見られます。こうした不正を防ぐため、トイレ前への防犯ゲート設置は必須です。
日本全国を移動する期間限定の物販コーナーや催事場には、キャスター付き台座で設置する可動式の防犯ゲートを提案しています。利便性は高いものの、ぶつかって転倒したり設置位置がずれて動作不良が起きたりするため、運用時は常に監視をお願いしています。また、お客様自身で設置されることを想定しているため、細かな調整が難しく、設置間口も通常より狭くなるなど制約があります。設置条件についてはある程度ご理解いただく必要があります。
病院や介護施設では、防犯ゲートが「徘徊防止システム」として活用されています。タグを持った利用者が無断で出入口を通ろうとするとゲートが発報し、施設側に知らせます。タグの付け方には工夫が必要ですが、システムとしては問題なく機能します。また、外部出力機能を使いリモートアラームと連携すれば、発報時にナースステーションや監視室へ警報を送ることも可能です。
まずはお問い合わせフォームよりご連絡ください。内容を確認の上、担当者より折り返しご連絡いたします。
設置本数や希望機種などの詳細をお伺いし、最適なご提案を検討いたします。
ヒアリングシートでの回答のほか、対面やWEB面談による打ち合わせも可能です。
ご希望に応じて現地調査と実機デモを実施します。基本的に有償となりますが、動作や検知性能を実際にご確認いただきけ、同時に、設置環境に合わせた精度の高いご提案が可能です。
見積と共にゲート配置や配線ルートなどのレイアウトを提案します。図面を共有いただけると、より具体的なご提案が可能です。
ご希望に応じて実機デモを実施します。基本的に有償ですが、動作や検知性能を実際にご確認いただけます。
見積ご承認後、正式発注をもって工事日程を調整します。工事日は2週間先からが目安です。
※工事は什器・サイネージ設置後が原則です。土日祝・深夜早朝対応は割増となります。
ゲートや部材は原則として工事日前日に到着するよう発送します。テナント規定で受け取りが難しい場合は事前にご相談ください。
専門の技術員が施工を行います。立会を推奨しております。2本1セットでおよそ5時間程度が目安です。
施工完了後、作業報告書に責任者様のご署名をいただきます。確認・署名をもって完了とさせていただきます。
防犯ゲートシステムとは、防犯タグを取り付けた商品(または防犯対象物)が防犯ゲートを通りすぎようとした時、ゲートが発報(LEDランプ点滅および大音量ブザー)して、周囲に異常を知らせる、というシンプルなものです。 つまり、防犯タグが取り外されるか、無効化されない限り、不正に外部への持ち出しができないような仕組みになっています。 防犯タグは商品から外れないような構造となっているか、外すとタグ自体が発報(自鳴)するものもあります。これらは会計時に解除または無効化処理を施す為、会計済みの商品がゲートを通っても発報しないのです。
防犯ゲートが鳴る仕組みはRFとAMで異なります。
RF方式:ゲートの送信アンテナが8.2MHzのラジオ波(電波)を発し、タグ内部の共振回路がそれに共鳴して、同じ周波数の微弱な電波を再放射します。ゲートの受信アンテナがこの再放射波を検知・解析し、タグ信号と判断した場合に発報します。
AM方式:ゲートの送信アンテナが磁気パルスを発信し、タグ内部の磁性ストリップが58kHzで共鳴・振動します。タグはこの振動を通じて自ら磁気信号(バースト波)を断続的に発生し、ゲートの受信アンテナがこれを検知・解析してタグ信号だと判断した場合に発報します。
ASD方式(スマートアンテナのみ):受信アンテナがASD専用の自鳴タグが発する独自の警戒音(アラーム音)をキャッチして発報します。
店舗運営側の場合:
①冷静に対応する
驚いた様子や慌てた態度は避け、お客様に不快感を与えないよう落ち着いて対応します。
②お声がけする
「お手持ちの商品に防犯タグがついたままの可能性がございます」など、丁寧にお声がけをします。
③レシートや商品を確認
購入済みの商品かどうかをレシートやタグで確認します。
④防犯タグの取り忘れを確認
商品のタグの取り外し忘れ、または電子タグの誤作動がないかをチェックします。
⑤問題がないことを確認したら謝意を伝える
誤作動だった場合やお客様に非がなかった場合は、丁寧に謝罪し、ご協力に感謝の意を伝えます。
※店舗運営側の場合はとにかく疑ってかからないことが重要です。「誤作動かもしれないのでご協力いただけますと幸いです。」といった姿勢でトラブルを回避することが重要です。
お客様側の場合:
①立ち止まってスタッフの案内を待つ
アラームが鳴った場合は、そのまま出口から出ず、店舗スタッフの対応を待ちましょう。
②落ち着いて説明に応じる
購入商品やレシートを確認するなど、スタッフの確認に協力します。
③タグの付け忘れなどがあれば伝える
商品にタグが残っていた場合など、わかる範囲で情報を伝えましょう。
④確認後、問題なければそのまま退店可能
誤作動などで問題がなかった場合、スタッフからの案内に従って退店できます。
※防犯ゲートはその仕組み上、防犯タグを正確に感知できず、お客様の所持品に反応して誤発報が鳴ってしまう場合もあります。また、対応している担当者も決して防犯ゲートの専門家でないので、否が応でも焦ってしまいます。以上を理解して、原因究明にご協力をいただけますと幸いです。
弊社では、防犯ゲートの耐用年数を8~10年に定めています。耐用年数を過ぎると故障の頻度が高くなり、修理メンテナンス料金がかさんでいってしまいます。また、ある程度年月が経った機種は交換部品の保有期限が切れてしまい、修理不可となってしまいます。この保有期限も概ね10年となっています。
設置から何年経っているか分からないといった場合でも、弊社では設置履歴を管理しておりますので、お問い合わせいただけますとすぐに照会可能です。また、交換時期が来れば弊社の方から新機種への入替提案をさせていただいております。
① 周囲の電磁干渉(ノイズ):他の機器から発せられる電磁波の影響が考えられます。
例)電気製品、自動ドア、電動シャッター、冷蔵ケース、Wi-Fiルーター、大型ディスプレイ、デジタルサイネージなど
→ノイズ源の遮蔽や設置位置の変更が必要。また、一部ノイズ源(自動ドアの共振)への対策は技術員派遣が必要
② 金属の影響:ゲート周囲や床下の金属構造物(金属の骨組みのもの)が電磁波を乱反射
例)グレーチング、什器の脚、金属パネル、鉄骨構造
→金属の位置変更や調整、感度調整で対応
③ タグやラベルの異常
例)タグが壊れている、非対応タグ、違う周波数帯のタグ、他店のタグが残っていた、AM/RF混在、複数タグの重なり
→タグの検証、除去、適切なタグへの統一
④ 配線・機器の不具合
例)ケーブル断線、アンテナ不良、電源不安定、ノイズが常時発生、片側しか反応しない、物理的破損
→技術員派遣による点検・交換が必要
⑤ 設置環境の変化
例)店舗改装、什器の移動、照明・空調の変更などレイアウト変更後から誤作動が発生
→技術員派遣による再調整や設置位置の見直しが必要
⑥ 所持品・人為的要因
例)防犯タグの外し忘れ、財布の中で複数枚に重なったICカードなどの所持品にゲートが反応
→タグの外し忘れがなくなるようタグチェッカーの導入。店舗スタッフによる確認、説明、再通過対応などが必要
⑦ 電源関連
例)電源環境が不安定なときに誤作動や再起動、タコ足配線、電源プラグの差し込み方向反転(AM限定)
→電源タップの交換、フェライト取付、電源プラグの差し込み方向を変更
防犯ゲートはデリケートな機器なので、周囲の環境には細心の注意を払ってください。